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【感想】書籍『プロになるJava』を読みました

個人的に気になっていた『プロになるJava』を読んだので、感想や、どんな人におすすめかをまとめます。

書籍『プロになるJava―仕事で必要なプログラミングの知識がゼロから身につく最高の指南書』とは

『プロになるJava』は、2022 年 3 月に発売された Java の解説書です。

タイトル通り、「プロになる」ということが意識された内容で、Java の基本以外にも

  • スタックやキューなどのデータ構造
  • IDE やビルドツール
  • Web アプリケーションやデータベース

などなど、実践上で知っておくと良いトピックが多数解説されている書籍です。

感想

自分は Java を実務でも結構使っているため、基本的な部分はほとんど知っている内容ではありましたが、それでも読んでみて勉強になる一冊でした。

特に「最近の Java ではこう書けます」といった解説など、知らなかった内容も結構あって勉強になりました。

Java の解説書で必ず登場するオブジェクト指向に関する話題も、抽象データ型や差分プログラミングというキーワードを出しつつまとめられており、とても参考になりました。

また、一般的なプログラミング言語の解説書とは解説の流れが結構違っており、「こういった解説の仕方も面白いな」という楽しみ方もできました。

他の Java 解説書との違い

『プロになるJava』が特徴的だと感じたのは、解説の流れがよくあるプログラミングの解説書とは違っていることです。

Java の非プログラミング初心者向け解説書としては『パーフェクトJava』などがありますが、こちらは結構お堅いまとめ方がされています。

それに対して『プロになるJava』は、実践を意識したサンプルコードを出しつつ、不自然にならないように作られていると感じました。

どんな人におすすめか

実際に読んでみて、

  • 少しプログラミングに触れたことがあるうえで、Java をしっかり勉強したい
  • 他のプログラミング言語がある程度使えるうえで、新たに Java をキャッチアップしようとしている
  • Java を仕事で使っていて、改めて最近の Java をキャッチアップしたい

といった方にとてもおすすめできると感じました。

(個人的に、プログラミング完全初心者の方が独学で読むのは難しそうだと感じました)

IntelliJ のショートカットや Java のエコシステムなど、実務で知っておきたい内容が豊富なため、Java を学んでいくとっかかりとしてもすごく良い一冊だと思います。